平成16年新潟県中越地震における情報発信・支援拠点としての「道の駅」
〜新潟県内の「道の駅」アンケートから〜

情報発信・災害支援・住民対応
避難場所として24時間施設を開放
クロス10十日町、ゆのたに、瀬替えの郷せんだでは、被災された方の避難場所として施設を24時間開放しました。また越後川口では駐車場が住民の避難所となりました。R290とちお、西山ふるさと公苑でも駐車場を避難した車に開放しました。
 
被災された方の避難場所として活用(道の駅「越後川口」)
 
被災地の道路情報を逐次提供
地震による被災地周辺道路の規制情報等の問い合わせが相次いだ各道の駅では、道路管理者からの情報提供に加え、自らも情報収集して情報提供に努めました。
豊栄では、19時までの情報提供時間を被災当日22時30分まで延長して利用者の問い合わせに対応しました。
新潟県内の道の駅33駅新潟県内の道の駅33駅

刻々変化する道路情報を資料で提供(道の駅「豊栄」)
被災地の情報を見守る人たち(道の駅「豊栄」)


被災(被害)情報を提供
瀬替えの郷せんだ、クロス10十日町、ゆのたに、豊栄、関川、あらいでは、被災地の被災(被害)情報を収集し、地域の皆さんや道路利用者の方に提供しました。
 
温泉施設の無料開放
いりひろせ、関川、風の丘米山、クロス10十日町、ちぢみの里おぢやでは、 被災した皆さんに温泉施設を無料開放して、避難所生活での疲れを癒していただいています。
 
避難された方に無料で温泉施設を開放
避難された方に無料で温泉施設を開放
(道の駅「ちぢみの里おぢや」)
 
名古屋市からの給水車の基地
名古屋市からの給水車の基地(道の駅「クロス10十日町」)
広範囲にわたり道路が被災
広範囲にわたり道路が被災

その他支援活動

クロス10十日町では道の駅で炊き出しを行いました。
花夢里にいつでは、山古志村の皆さんなど避難されている長岡大手高校で豚汁1600食の炊き出しを行いました。また、胎内、あらい、能生でも被災地に赴き炊き出しを行いました。
国上では、被災地区からの来場者に対して食べ物(麺類・おにぎり)の値引きサービスを行っています。
瀬替えの郷せんだ、クロス10十日町では、災害救済品・食料などの受け渡し場所として駐車場を提供しました。
各駅とも地震災害発生後に即時対応


災害対応の拠点基地としての役割
情報発信、災害支援、住民への被災対応の他、各道の駅は駐車場や施設を有効に活用した、防災・災害対応基地としての役割も果たしています。

ちぢみの里おぢや、いりひろせ、じょんのびの里高柳、クロス10十日町、R290とちお、西山ふるさと公苑、関川では、災害復旧支援車輌等の駐車場として利用されました。
瀬替えの郷せんだでは、町内会(地域)の連絡場所として利用されました。
じょんのびの里高柳では、ボランティアの受入れセンターとして利用されました。
瀬替えの郷せんだ、クロス10十日町では、救援物資の搬出入基地として利用されました。
瀬替えの郷せんだでは、地域の核基地として自治体との連絡や情報発信などを行いました。
雪のふるさとやすづかでは、被災地への炊き出し備品の提供、野菜の手配を行いました。
越後出雲崎天領の里では、復旧応援隊の食事を提供しました。
クロス10十日町では、被災された方の仮設住宅を駐車場に建設しました。
道の駅の駐車場に建設された仮設住宅
道の駅の駐車場に建設された仮設住宅
(道の駅「クロス10十日町)


道の駅からの提案・課題等
(1)適切な道路情報が入ってこない、適切な情報が欲しい 【11駅】
   ・道路状況等を適宜FAXで流して欲しい
   ・情報ネットワークシステムの検討 等

(2)道の駅の施設の弾力的運用の必要性(温泉の開放等)【6駅】
   ・携帯電話よりも公衆電話が有効であるため増設に向けた調整等

(3)道の駅の役割(災害時の対応等)を立案・計画する 【3駅】
  ・地域住民との協力体制の確立、災害時の拠点施設としての機能の充実

(4)付加機能の検討(備蓄機能、発電機の常備等) 【2駅】

※ 本資料は、北陸「道の駅」ユーザーズくらぶ「みちゆっく」が平成16年11月2日〜12日に新潟県内33駅に対して行ったアンケート結果(29駅から集約)を基にとりまとめました。

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